本田佳祐移籍の裏側に潜む心理戦 | 29歳 元サラリーマンがネットの収入だけで生きていく方法を教えます

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本田佳祐移籍の裏側に潜む心理戦


先日、サッカー日本代表の本田佳祐選手が、
ロシアのクラブからイタリアのクラブへ移籍するという報道がありました。

結構話題になっていたので、
知っている方も多いと思います。

結局移籍は実現しなかったのですが、

実は、この移籍報道のさなか、
とある日本のスポーツ新聞が世界中にものすごい影響を与えたことをご存じですか?

ことの発端は、
このスポーツ新聞が、こういう記事を書いたことに始まります。


本田佳祐、
イタリアの名門「ラッツィオ(チームの名前)」に移籍完了!!

イタリアの新聞によると、

本田佳祐選手は、すでにイタリアにてラッツィオの会長とランチを済ませ、
今後の展望について語った。

と書かれていました。

(イタリアのネタ元の新聞には、イタリアで会食という記事はなかった)

この記事が出た時点では、
まだ本田佳祐選手の去就は、まったく決まっていませんでした。

世間一般的には、
イタリアに移籍か現在所属しているロシアのチームに残留か、はたまた他のチームにいくのか?

といった話をしている中で、

この新聞社だけは、

移籍完了!!と断定した記事を書いたのです。

そして、この記事が、
あのYahoo!ニュースのトピックとしても取り上げられたことで、

ネットユーザーは、
Twitterで、この記事をリツイートしまくり、
瞬く間に拡がっていきました。

そして、
今度は、その騒動を見た世界中の新聞たちが、

日本の新聞によると、
本田選手の移籍が完了したらしい。

という記事を書き、
これまたあっという間に世界中に拡がっていきました。

そして、なんと、
世界の公式サッカー協会である、
FIFAまでもが、日本の新聞によると本田が移籍完了と報じたのです。

でも、本当は、
この時点では移籍の手続きはまったく完了しておらず、

本田選手が所属する、ロシアのチームと、
移籍先と噂されるイタリアのチームはまさに寝耳に水状態。

そして、
この報道を受け、本田選手の所属するロシアのチームの会長が、

『そのような事実はない。』

とすぐさま報道の内容を否定し、
ネットユーザー達はみるみる混乱していきました。

結局、最終的に本田選手の移籍は実現せず、

やはり、報道の時点で本田選手がイタリアにいたという事実も、
会長とランチをしたという事実もなかったようです。

要するに、この新聞の見切り発車というか、
まあ、デマだったわけなんですが、

何故、こんな風に日本のファンどころか、
世界の新聞までもが騙されてしまったのでしょうか?

3つの心理で説得力が100倍に?

まず日本のユーザーは、
ネタ元が、”本場イタリア”の新聞だし、
「移籍完了!!」と断言してるんだから間違いないだろうということで、
記事の信憑性がUP。

そこにきて、
あのYahoo!のトップで紹介されたことで、ああこれは間違いないな、
と思ったんです。

そして、
それを皆がツイートしてるから、やっぱり間違いない。

ということで、
あっという間にこの記事が信用され、
拡散されたのです。

一方海外では、

あの、
世界的に真面目で慎重な日本のメディアが報じたんだからまず間違いないだろう。

そして、
FIFAが公式に報道したから間違いないだろう。

ということで、
この日本のスポーツ新聞の記事をネタにして、
各国の記者が記事書きました。

そして、今度は逆輸入で、

世界中の新聞が報道してる!!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

日本のファンは、
日本のスポーツ新聞の信ぴょう性に、
若干の疑問をもっていましたが、

世界中が報道したことで、確信に変わっていきます。

そして、ネット上ではお祭り騒ぎが始まってしまいました(笑)

ロシアのチームの「報道否定」発言が出るまでは、
ものすごい盛り上がりをみせたのでした。

何故こんなにも皆から信用されたのか?
心理学の観点からみてみると、

まず、

『社会的証明』『権威性』による信頼感の増幅があげられます。

社会的証明とは、心理学の用語なのですが、

わかりやすく言うと、

周りの人が同じ行動をすると、その人も同じ行動をしてしまう。
という心理です。

日本のことわざでいうと、、
“朱に交われば赤くなる”っていうのが近いですかね。

行列の多い店ほど並びたがる。

あの心理のことです。

今回は、

・Twitterでみんながこの情報を流していた
・他の新聞が報じたことで、自分たちも報じた

ということで、
みんな同じ行動をとってしまい、
あっという間に拡がっていきました。

そして、
こんな風にある事象が多数に受け入れられている、流行している、
という情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを、

心理学の用語で、

『バンドワゴン効果』

と呼びます。

そして、

3つ目は、『権威性』による説得力の向上です。

権威性とは、
「あの人が言ってるんだから正しいんだ!」
という風に信じこませる心理テクニックのことです。

例えば、

知識が豊富にある専門家、知名度がある人や機関など、位(くらい)の高い人や偉い人

などが紹介をしていると、
権威性が感じられ、信用されやすいのです。

よくCMなどで芸能人や専門家の人が出てるのは、
まさにこれです。

今回の場合は、

【本場イタリアの新聞が報じた】
【Yahoo!に出てた】
【FIFAが報じた】

ということで、権威性が高まり、
一気にこの情報が真実味を帯びました。

更には、
何よりイタリアで会長とランチをし今後の展望を話しあったと、
“具体的なエピソード”も盛り込まれていたことも、ダメ押しになりましたね。

人は、なぜだか物語になっているというだけで、
その情報を信じやすいのです。

ちょっとウソ臭いなと思う話でも、
ストーリー仕立てで話すと、意外と信用してもらえますよ。

以上、

『社会的証明』

『バンドワゴン効果』

『権威性』

この3つの要素がうまく絡み合って、
今回の騒動を巻き起こしたということになります。

さて、
ビジネスの世界でも、
この社会的証明、バンドワゴン効果、権威性
をうまく利用して、売り上げにつなげています。

例えば、

ユーザーの声を載せることで、

「皆買っているのか。自分も買ったほうがいいのかな?」

という心理になり購買意欲が掻き立てられます、

さらに、

そこの書かれているユーザーの具体的なエピソードにより、
情報の信頼性が増すのです。

そして、『権威性』。

例えば、

“モンドセレクション受賞!”

とか、

“◯◯ランキングで売り上げ第1位!!”

とか言われると、
なんかよくわからないけど、すごい商品なんだなあと思い、
その商品を信頼してしまいませんか?

さらに、
前述のように、芸能人などを広告塔に使うことで、
ここはちゃんとした会社だと、権威性を高めることができます。

これらは、
すべて人間の本能に基づき計算されたやり方です。

僕ら消費者は、
実は知らない内に、企業の思うままに、
心理状態をコントロールされているのです。

でも、逆に言えば、
これを悪用すれば、自分でブームを創り上げることができます。
もっと言えば、どんなクソみたいな商品でも、
このテクニックを使えば買わせることも可能だということでもあります。

しかし、
今回のこの騒動を巻き起こしたスポーツ新聞に対して、
ネットユーザーからの反感は凄まじいものです。

一時、ネット上では、抗議デモの呼びかけや、
この新聞の不買い運動などが起こっていました。

やっぱり、
いくら売れるからといっても人を騙して売れば、
それだけのしっぺ返しをくらうということです。


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